NHK新潟「ゆうどき新潟」生出演

取材のきっかけ

2001年12月26日。 仕事が休みだった私のところに日本銀行の方から電話がありました。NHK新潟の方からテレビ出演のお話だと言います。 NHKが好きなので「嬉しい!」と思い、とりあえず連絡先を伝えても結構ですと伝えました。
まもなくNHK新潟のAさんから連絡が来ました。
放送の内容は、”今年こそ家計簿をつけよう”という内容。私に長続きする家計簿の記帳のコツなどを教えて欲しいとの事でした。単なる節約ワザの話では無く、家計簿のつけ方について話すということで、これまで受けたテレビの取材には無かったもの。大変興味深く、やってみたいと思いました。ところが、お話を聞いているうちに、びっくりする事が発覚。私の家で収録するのでは無く、スタジオへ行って生放送に出演するというお話だったのです。えー、生放送?ど、ど、どうしよう…何を着れば良いの?失敗したらとりかえしがつかない…という感じでびっくりしました。ですが、前に書いたように放送の内容が、ぜひ経験してみたいものだったので、出演させていただくことにしました。
放送は1月8日だということでした。日程に余裕が無いので2001年のうちに家計簿や袋分けの資料を郵送し、年明けに軽く打ち合わせすることになりました。

「あなたもWelcome!ゆうどき新潟」について

「あなたもWelcome!ゆうどき新潟」は、新潟のローカル番組です。平日の17:05から18:00に放送されています。ファッションや音楽から短歌まで、幅広い生活情報を提供している番組です。私の見れない時間帯にやっているので今まで見たことはありませんでした。そこで録画して見てみました。キャスターは、高瀬耕造(2002年3月まで)さんと玉木圭子さん。二人とも、スーツでは無くセーターやシャツで、結構ラフな格好をしていました。高瀬さんはニュースでおなじみ。お会いできると思うととても嬉しくワクワクしてきました。「いつも見てますぅ。頑張ってください。」と絶対伝えて来ようと思いました。

打ち合わせの日まで

それから出演当日まで、毎日「どうしよう。緊張する〜」と思いながら過ごすのでした。とりあえず、最初に「よろしくお願いします。」と言うんですよね。それから最後のあいさつ。何て言えば良いのかしら。私の方が「ありがとうございました」というのも変かな。でも「失礼しました」でも無いし。というわけで他の番組を見て観察することにしました。ゲストはたいてい最後に「ありがとうございました」と言っているみたい。私もそうしよう。

というわけでダンナの前で毎日のように「よろしくお願いします」「ありがとうございました」を練習しました。正月には親の前でも練習。母には「ゆっくりしゃべりなさい」とか「アゴをひいて、姿勢良くね」と言われました。

さらに悩んだのが、服装です。この「取材されました」を読み返すと、いつも服で悩んでますね(^^; スタジオへ行くのなら、ちゃんとした(Gパンにトレーナーでは無い)服装が良いと思いました。「ゆうどき新潟」を見てみると、司会のアナウンサーはスーツでは無く、セーターでした。私もスーツでは無くて、”普段より良いよそ行き服”が良いかな、と思いました。

私はまともな服をほとんど持っていません。きちんとしたお出かけ服はおろか、電車に乗れる服すら持っていませんでした。なにせ通勤は作業着のズボン+(たいてい)ユニクロのトレーナー+ダウンのジャケット+長靴ですから……。冬物コートも5年以上買っていません(^^; というわけで、買いに走りました。

最初、安そうなイトーヨーカ堂へ行ったのですが、全然見つからず。次に汚い格好(Gパン+トレーナー+はきつぶした靴+フリース)でデパートへ駆け込み、店員さんに「えーと、あの、今度、て、て、テレビに出るんです・・・」と伝え(恥ずかしい・・・)服を選んでもらいました。アンサンブルのニットとスカートを買いました。ついでにコートまでダンナの許可を得て買ってしまいました。全部で8万円!ボーナスは全額貯めておこうと思ったのに、使い決定です(号泣)。中でもコートが高くて5万円近かったのですが、どうせうつらないんだからもっと安いもので良かったのに(ToT)。まあ、年明けには法事もあるので着る機会はあったのですが…。完全に舞い上がっていました。さらに靴も買いました。冬の靴といえば4年間はきつづけているゴム長靴しか無かったので(しかも白と紺の2色で白は色あせていて、超ダサい)、防水のブーツを買いました。靴は約9000円。

打ち合わせの日

1月6日。ディレクターの方と打ち合わせ。早朝は予報当番だったので仕事をして、バタバタと家に帰りました。10時過ぎにディレクターの方が来られました。とても優しそうな女性でした。プロフィールの確認と、事前にメールで頂いていた進行案を元に詳しい内容の打ち合わせなどをしました。

出演当日 NHK新潟へ出かける

会社は1日お休みをもらいました。新聞のテレビ欄を見ると、「今年こそ家計簿つけて節約成功」と出ているのを発見。出演者は私…と思うと逃げてみたい衝動にかられました。でも、こういうのって出演者が急に来られなくなったらどうするのでしょうか。そういう場合にそなえて過去の何かを再放送とか、非常用のものが用意されているのでしょうか。
そして午前中に美容院へ行きました。 ダンナに昼休みに駅まで車で連れていってもらいました。ダンナは切符売り場まで来てくれたのですが、私が切符を買うと、”面倒なことが終わった”という感じで「じゃあね」と帰ろうとするのです。私はテレビ出演もドキドキだし、ここから新潟市まで電車で行くのも初めてで不安なので、もう少しそばにいて欲しかったのに。そこで「こういう時、『大丈夫、頑張ってこい!』って励ますんじゃないの?」と言うと、彼はセリフを棒読みするような感じで「チャビー大丈夫だよ。頑張ってこい。」と言うのでした……。

電車は私を無事に新潟駅まで運んでくれました。雷が鳴ってアラレが降る中、タクシーに乗りました。駅からNHKまでは10分位でした。タクシー券はNHKの方で用意して頂きました。受け付けでディレクターの方をお願いしました。 ディレクターの方がすぐにいらっしゃいました。ついでに司会の玉木さんまでロビーに来て挨拶してくださったのでびっくりしました。玉木さんは背が高くてかわいくて肌がツヤツヤでした。スタジオに案内して頂きました。玄関を入って角を曲がったところがすぐにスタジオでした。スタジオというものは、放送局の奥の奥にあると思いこんでいたので意外でした。

(以下、2002.10.7に追加)

リハーサル

スタジオに案内されました。ADの方(といって良いんでしょうか)に紹介されました。セットの真中に椅子が3つありました。ここに座って出演するのです。 また、スタジオには大きなコルクボードが用意されていて、私の家計簿が何ページか拡大されて貼られていました。これ、放送されるのですよね(^^;  ここでセットに座り、2、3分雑談をしていると、もう一人の司会者高瀬さんが来ました。きゃー本物! 名刺を下さいました(家宝にします。)

私は高瀬さんに「節約好きには見えませんね。こんな感じの人ならNHKにもいますよ」と言われました。どうやら、目つきの鋭いタイプを想像されていたようです(^^;
高瀬さんは、2年前に私のニュースを読んだ記憶がある、とおっしゃっていました。ですが、NHKでは「家計簿体験談」のニュースは放送されたものの、多分県内表彰式のみで、私は映像の隅には映っていたかもしれませんが、名前は出てこなかったと思います…。それでも、「家計簿体験談」のニュースの事を覚えてくださっていて嬉しく思いました。

ここで、お二人から家計簿のつけ方や節約のきっかけについていろいろ質問されました。お二人が事前に資料をよく読まれていたことに感心しました。さすがプロですね。
家計簿コーナーの内容は、以下の3点についての話でした。
・家計簿をつけてみて良かったこと(何にいくら使っているのかわかった、来年の支出が予想できたとか)
・費目分けについて
・長続きさせるためのコツ(最初は予算を多めに、とか)
大体このサイトの「家計簿虎の巻」の内容です。


マイクをつけて、15:45にリハーサルを開始しました。キャスターお2人のかけあいはとても面白いものでした。私は特別費の説明のところで何度もコタツを例にして説明したら、「チャビーさんにとってコタツって本当に大事なんですねえ」と笑われてしまいました。コタツは家計簿をつけはじめる前に買ったのですが、なぜかこの日はコタツばかりが頭の中に浮かんでしまい、コタツコタツと言ってしまったのです。

リハーサルの後、キャスターとディレクターとカメラマンの皆さんは、手直しのための打ち合わせをされていました。話題の順番や、ボードのアップの仕方などを話しあっていました。家計簿コーナーだけでは無く、番組の最後にも出たらどうかという話も出て、心の中では「家計簿コーナーだけで十分です」と思いました。

ここで、皆さんが私の家計簿を見ながら盛り上がっているのです。
「交際費。バーベキュー2000円。」と読み上げたり、
「へえ、○○へラーメンを食べに行ったのって、レジャー費に入るんだ」
とか、
「この雑貨費の『カメ』って何ですか?」
とか。これは生き物の「亀」では無くてぬかづけ用の「カメ」です。
私が「見られて恥ずかしいです……。」と言うと、高瀬さんは「見慣れないものを見たのでみんな喜んでるんです」とおっしゃるのでした。

また、地位の高そうな方(すみません、忘れてしまいましたが、外見は”部長”って感じの方でした)もいらっしゃって、「本日はよろしくお願いします」といわれました。

16:20頃、私は控え室へ行きました。といっても食堂でした。
ADの方には「放送が始まったらスタジオを見学して下さっても控え室にいらっしゃっても結構です。控え室にいらっしゃる場合には5分前に呼びに行きます」と説明されました。

本番

17:05に、番組が始まりました。私は控え室のテレビで、番組を見ていました。
20分後位に呼びに来られました。まずは、スタジオの1番奥の後ろで椅子に座って出番を待ちました。

出番の直前になると「席へどうぞ」と言われてセットの席に座りました。街探検か旅のようなコーナーでVTRが流れている最中でした。キャスターのお二人と「よろしくお願いします」と言いながら待ちました。そしてADの方が「あと2分です」とか「あと1分です」と教えてくれるのでした。私は「あと1分」と言われて、1分後に備えて姿勢を正して黙って待たなきゃ……とか思ったのですが、キャスターの方は普通に会話をしながら待っていたのでした。

そして家計簿のコーナーが始まりました。軽く私の紹介。「講師のチャビーさんです。」と紹介していただきました(^^;

で、「家計簿をつけたきっかけ」や「家計簿をつけて良かったこと」や「長続きのコツ」を話しました。高瀬さんが特別費の話では「これで、チャビーさんはコタツを買ったわけですね。」と言ってくるのでびっくりして笑ってしまいました。「はい」と流せば良かったのかもしれませんが、コタツはさっきも書いたように家計簿をつける前に買ったのでつい「いえ、そういうわけじゃないんですが……」と言うと高瀬さんは「チャビーさん、何度もコタツコタツと繰り返していたから」と笑っていました。
最初は固くなってつっかえたりしましたが、お二人が会話をリードしてくださるので割と楽に話をすることができました。

私のコーナーが終わり、「次は、○○です」とキャスターの方が言って、出番は終わりました。
(家には番組のビデオがあるのでもう一回見ればもっと詳しく書けそうですが、恥ずかしいので見れません(^^; )

私は控えの席に戻りました。ここで一息つくと、ADの方から「番組の最後にも出演して頂くことになりました」というお話。そ、そうですか。
家計簿の次のコーナーが終わり、天気予報が始まってから再びキャスターの隣に座りました。高瀬さんから「最後にもう1回話しを聞きたいのですが、何かこれは良かったという節約はありますか?」「そうですねぇ……」 とっさに一つだけ、しかもそれをここで短くまとめて話さなきゃいけない、と思うとなかなか浮かびませんでした。私は天気予報のバックのスキー場の映像を見つつ、必死に考えました。いくつかアイデアを出した結果、リハーサルでは話をしたけれど本番では話題に出なかったスキーの話(半日券を有効な時間いっぱい使って楽しむ)を話すことになりました。

そしてなんとか時間をオーバーせずに話せました。
そこで番組も終わりになり、「それではまた明日〜」みたいな感じになって、キャスターのお二人はカメラに向って手を振るのです。「え?私が振るのは変よね。私はお辞儀をすれば良いかしら。えーと……」と考えて固まってしまいました。固まったまま終了してしまうのでした(^^;

番組終了後

番組が終るとすぐに、録画したばかりのビデオテープを届けて下さったので感激しました。
キャスターやディレクターの皆さんと「お疲れ様でした」「ありがとうございました」と挨拶した その後も、しばらく雑談していました。高瀬さんには「いつも見ています。頑張って下さい。」と言えました。今日お会いしてみて、テレビで見るスーツ姿で真面目な顔をしてニュースを読む高瀬さんのイメージとは違い、明るくて面白い方だということがわかりました。

それから、タクシーを呼びますのでそれまでスタジオを見学できますと言われて案内してもらうことにしました。

ディレクターの方に、タイムラプスカメラ(でしたっけ?よく地震が発生した瞬間をとらえているやつ)について説明してもらいました。詳しい事を忘れてしまったのですが、数十秒か数秒か……とにかく、少し前の映像を映すカメラです。私がカメラに向って手を2、3回振ってみると、しばらく経過した後に、手を振った映像が見れるのでした。

次に別のスタジオを見学。ちょうど午後6時台の「新潟発ふれっしゅ便」の生放送中でした。「新潟発ふれっしゅ便」はよく見る番組です。私は女性キャスターの畠山さんが大好きなのです。美人で落ち着いた声の持ち主。生の畠山さんが見られて本当に感激しました。本物はテレビで見るよりもさらにスリムでとても素敵でした。思わず「畠山さんって素敵ですね〜」というと高瀬さんも玉木さんも「素敵ですよね〜」というのでした。しばらく話をしながら本番の様子を見ていました。玉木さん達はなぜか、いつまでも私のそばをウロウロなさっているのです。ちょっと不思議でしたが、その理由はすぐにわかるのでした。

ディレクターの方から「タクシーが来ました」と言われて控え室から荷物とコートを取って玄関へ行くと、皆さんが集合していました。
えー私を玄関で見送り?「そんな、恐れおおいです。寒いですし。」と言うと高瀬さんは「恒例ですから」とおっしゃるのでした。どうやら毎回出演者を見送ることになっている様子。それで玉木さん達は、ウロウロする私のそばにいたのでした。そうと知っていたらさっさと失礼したのに恥ずかしい……と思いました。
というわけで、私は皆さんに見送られながらタクシーで新潟駅へ向かいました。

帰宅とその後

自宅近くの駅にはダンナが迎えにきていました。ダンナにどうだった?と聞くと「おかしかった」というのです。ショックを受けつつも何が変だったのか聞くと、番組の最後のところでした。私だけ蝋人形のように固まっていたね、というのです。えーん。

家に着くと、留守電が入っていました。ダンナの父から「チャビーさん、今日はお疲れ様でした」というものでした。お義父さん、見てくれたかな。 また、ディレクターの方から早くもメールが届いていました。仕事の素早さとタイミングの良さは見習わねば、と思いました。

翌日、昨日はまるで、魔法にかけられて1日だけ幸せな時間を過ごした感じだったなあ、と思いました。魔法が解けていつものチャビーにもどり、今日からはまた仕事……・・と思いつつ会社に行きました。

夜には、ダンナの実家に電話してみました。義母がいろいろ話をしてくれました。義母も義父も仕事が終ったらさっさと帰って番組を見てくれたようです。義母は自分の兄弟や親戚にもにも知らせてくれたようです。ダンナの家族や親戚が見てくれたことを心から嬉しいと思いました。
私は放送中に気付きませんでしたが、拡大された家計簿の中で「チャビーのダンナ 床屋 4000円」という文字が映されていたのです。義母達はさすがにそれを見逃さず、「チャビーのダンナの名前も出ていたね」と笑うのでした。私の方の親戚は県内にはいないので、反響はありません。後日、実家に帰った時にテープを持っていって親に見せました。

気になる?謝礼

5月中旬、ほとんど忘れた頃に放送料内訳書が送られてきました。出演料10000円+リハーサル料3000円+交通費の実費。う、嬉しい。ありがとうございました。