私のこれまでのサッカー観戦の歴史を、なんて言ったら笑われそうであるが、まとめてみると以下のとおりとなる。
199?年:東京の国立競技場でJ1の試合観戦 (人に誘われ観戦。確かジェフ市原とどこかのチームだったような。試合の内容は殆ど忘れた。)
2002年暮れ:ドイツのミュンヘンのオリンピックスタジアムで3試合を観戦
2003年: J2 アルビレックス新潟の試合をホームで3回ぐらい。
2004年: J1 アルビレックス新潟の試合をホームで3回。
最初の1回は無視するとして、わたしのサッカー生観戦経験はミュンヘンのオリンピックスタジアムと、新潟スタジアムビッグスワンということになる。
新潟スタジアムに行く回数が増えている最近、両者でいろいろ違うなとしみじみ思うのである。
<これで大丈夫かセキュリティチェック>
こんな世の中だから、新潟スタジアムでは入場時に荷物のチェックを一応受けることになっている。
ただ確認方法はいたって簡単だ。アルバイトみたいな女の子がかばんの中に手を入れて、お風呂のお湯を混ぜるように手を動かしてちょっと中をのぞいてすぐ終わりである。
別に何かを見つけてやろうとか、相手の表情や視線の変化をうかがうとか、そういう積極的な動きは一切ない。
おかげで、入場ゲートが混雑することはない。
ありがたいといえば、ありがたいが、心配といえば心配だ。
一方ドイツでは、アメリカで同時多発テロが起きた年だったというのもあるだろうが、チェックは超厳しかった。
チェックする人間は、新潟と同様アルバイトみたいなお兄さんだが、デイパックを背負って入ろうとした私は、まず自分でカバンの中身を全て取り出すよう言われた。
カメラなども全てケースから出すよう指示される。
空になったカバンはさらに物が隠されていないかチェックされ、最後にはカバンの外側のポケットに入っていた消しゴムまでチェックを受けるのだった。
表情もかなり緊張した感じで、最後に出てきたものが消しゴムだったときに、やっとニコッとしたことを覚えている。
時間もかなりかかり、後ろで列ができていようが確認することは確認するという感じで、先にゲートを通過した妻をかなり待たせてしまったのだった。
そもそも荷物を持ち込もうとしたのが間違いだった。
さて、それを考えると新潟のチェックは、まさしく形だけという感じだろう。
もしかして、新潟のチェックはセキュリティチェックではなく、缶ビールを持ち込まないようにというチェックなのかもしれない。
今の時代ちょっと不安になるが、多分それが本音だろう。
<さすがドイツ。環境にやさしい>
ミュンヘンのオリンピックスタジアムは、観客席の階段を上っていくと広い通路になっている。そこにはドイツではお馴染みの屋台のような店があって、パンにはさんだソーセージが売られている。
店の外にはポンプ式のボトルがあって、ケチャップとマスタードをたっぷり好きなだけつけられるようになっている。
当時の私は試合を見ても、チームも選手もほとんど分からないため、花より団子で、観戦中にソーセージを食べることが主目的だった。
これにビールがセットになると、超最高である。ビールを頼むと、プラスチックのカップに注いで渡してくれる。
支払いは1ユーロ余計に払い、飲み終わった後カップをお店に戻すと1ユーロ戻るという仕組みである。
スーパーの買い物カートや、傘置き場の100円と同じ仕組みだ。
飲み終わったらみんなカップを返しに行って1ユーロを受け取る。まあかなり混雑するので、時間は余計にかかってしまうかもしれないが、このお陰でスタジアムの中は、ゴミが出ないし、散らかりもしない、
まして貴重な森林資源が守られるのである。
少々の我慢は必要だろう。
一方新潟スタジアムでは、売られているビールは防犯上の対応のためか、紙コップに移し変えて売られる。
さらに持ち込みのビールまで入り口で移し変えている。
(持ち込み禁止ではなく、持込ビールにまで紙コップを提供しているとしたら、ちょっと親切すぎるというかやりすぎだろう。)
そのため毎回試合が終わると、ゴミ捨て場にはものすごい高さまで紙コップ重ねられているのである。
あーもったいない。
この辺は見習うべきである。
※ドイツではプラスチックのカップを集める子供もいた。かなりの儲けになると思う。
※日本もこのような時代がくるかもしれないので、プラスチック容器洗浄器が売れるかもしれない。
※ちなみにドイツでは一部のペットボトルもそのままリサイクルされている。
※2005年シーズンから新潟スタジアムでもリユースカップが導入されました。ビールとチューハイ、入場ゲートの移し変えカップがリユースカップになりました。ダンナは「試してみよう」と早速ビールを買い求めて飲んでいました。ジュースは使い捨ての小さめの容器で売られていたようです。ミュンヘンのオリンピックスタジアムでは確かコーラもリユースカップで売られていました。(2005.3.13 チャビー追記)
<社会的マナーは新潟の勝ち?>
ドイツを含め、ヨーロッパに行くと、便器の位置が高いことにも焦るが、いろいろな形の便器があって面白い。
女性用は多分どれも似たようなものだと思うが(見ていないので分からない)、男性用は、つぼみたいなものだったり、便器にハエのマークが入っているのがあったり、壁に向かってみんな並んでするのがあったり、ステンレスの便器があったりで結構面白い。だから私は面白い便器を見つけるととりあえず写真に収めていたのだった。
しかしこの行為は、他の人が使用中だと誤解を生む可能性があるので、なかなかシャッターチャンスはめぐってこなかった。
ミュンヘンのオリンピックスタジアムのトイレも珍しいタイプの便器で、一人一人の仕切りはなく、前方の壁に向かってするタイプで、かなりの広さがある。
壁にするタイプは多くの人が一斉にできるという目的のため採用されているのだろう。地下鉄のトイレとかもこのタイプが多いので、形自体は珍しくないが、ここの広さには結構驚いた。多分つめれば100人はできるだろう。
観戦中の寒さと大量に飲んだビールのため、何度かトイレにいったが、試合中はトイレにはかなりの人が並んで用を足していた。
それなりに珍しいので写真に撮りたかったが、しかしそのチャンスはなかなか訪れなかった。
試合終了後、私は最後のチャンスと思い、再びトイレに向かったのだった。
当然試合中トイレを我慢していた人たちも多いだろうと考えながら、トイレの扉を開けた私だったのだが、開けた瞬間とても驚いたというか、嬉しかった。
なぜなら、誰もトイレにいなかったからである。私は誰か来る前に写真を撮ってしまおうとして、慌ててシャッターを押したが、あせった割には誰も現れなかった。おかげで私はゆっくりと便器の撮影をすることができた。このとき私はなぜ人がいないのか不思議に思ったが、ドイツ人は膀胱が大きいんだなと思いながら、妻の所に戻ったのである。
しかし事実は違っていた。
スタジアムから近くの地下鉄の駅までは、公園の中を歩いて10分くらいの道のりだが、その道の両側の茂みには、立ちションをする人たちがズラーっと並んでいたのである。人と人との間隔は、人類共通なのか2〜3mだった。
さすがに人が歩いている道の方に向かってする人はいなかったが、道の下を走る高速道路(?)の方を向いている人はいたかもしれない。
とにかく一応都会であるミュンヘンでのこの光景は、かなり驚きだった。
試合後の空っぽのトイレと、この光景を総合して考えると、もしかしてドイツではサッカーを見て立ちションするのが、粋な行為なのだろうか?かなり大きな疑問である。
ちなみに新潟スタジアムではこのような人は今までに見たことはない。この点では新潟スタジアムの勝ちであろう。
−以上−
(2004.6.15)