あぁ椎間板ヘルニア その8 〜痛みへの対応〜

私に行われた痛み対応は以下のとおりである。(詳しくは分らないが、一部筋弛緩剤も含まれているかもしれない。)
・鎮痛剤(飲み薬)
・ホットパック
・筋肉注射1
・点滴
・座薬
・筋肉注射2
・睡眠薬

ホットパックは布袋に保温材が入ったやわらかい湯たんぽ見たいなものである。これを痛いところや、冷たくなったところに当てると痛みが和らいた。後になって気づいたが、腰と足の下にホットパックを置いて布団をかぶってサウナのようにするとかなり効果があった。しかしその事実を知ったのは、手術の2日前くらいだったので悲しかった。
※入院して5日目頃妻が私の足を触ると異常に冷たいことを発見した。神経が麻痺しているため私には熱いと感じるほどで、冷たさを感じなかった。どうも痛いところと冷たいところが一致しているような感じだったので暖めることにしてみたら効果があったという経緯だ。これを発見したのは妻のお手柄だった。もう少し早く気づいていれば、という感じである。

筋肉注射1と点滴は1日一回してもらっていた。しかしあまり効果をあまり感じなかった。しかし痛み止めを使っているという精神的な効果は若干あったかも知れない。点滴は午前中。注射は夜してもらった。点滴をすると眠くなると言うか、意識レベルが落ちるような気がした。これをすると本を読めなくなった。

それでも我慢できない場合は座薬をいれてもらった。入院直後にも入れてもらった。自分では手が届かないので看護師さんにお願いするしかなかった。大体夜の3時くらいまで耐えてどうにもならない場合は、お願いするのがパターンだった。殆ど毎日お願いしていた。たしかにかなり効果があったと思う。レベル3や2の状態で使うと、2、3時間はレベル1程度まで下がる。しかし6時間以上間隔を置いて使う必要があるためそれが問題だった。だめなときはホットパックを使うしかなかった。

もう一種類の筋肉注射は、夜どうしても耐えられず、座薬もだめなときに注射してもらった。これは効果も即効性もありかなり気に入っていた。しかしこれも余り数多く打つものではないらしい。

睡眠薬は入院直後と、睡眠不足が続いた手術の数日前くらいにお願いして飲んだ。しかし入院直後は痛みも強く、明らかに意識レベルは下がり、目の焦点も合いにくくなるのだがそれでも痛みの方が強かった。それでも、痛みにはかなり耐えやすくなり少しでも眠れるので効果は非常に大きかったと思っている。しかしこれを常用すると薬がないと眠れなくなるので、こちらから積極的にお願いしないとくれないのだった。


以上のような痛み対策をしながら手術前の10日間を耐えた。手術前の3日前くらいが体力的に非常につらかった。一日1〜2時間くらいしか眠れなかったからだ。痛みにはかなり慣れてくるが、眠れないことはじわじわと体力と気力を奪うのだった。看護師さんには思わず、「後1日手術が先なら、もう耐えられないかも知れない。」と訴えてしまった。まあそれ程深刻に訴えたわけではないが、「そんなこと言ってちゃだめですよ。」とたしなめられた。

腰痛本やネットでの体験談を見ると、通常は上記の対策とは別に硬膜外(こうまくがい)ブロック法や神経根ブロック療法という局所的な麻酔剤を注射する事が一般的に行われているようだ。私はこの治療を受けることは無かった。私はその治療法の存在を知っていて、その注射をされるものだと思って入院したのだが、脊髄に注射するのも余りいい気持ちがしなかったので自分から言い出せなかった。しかしある情報によると、神経障害を起こしたヘルニアの場合に神経ブロック療法をするとヘルニアと神経が癒着してしまう場合があり、手術が難しくなるという情報があった。また保険の点数稼ぎのために、余り原因を考えずにお決まりで神経ブロックを行うところがあるので問題だという人もいた。いろいろな情報を総合するとかなり痛みには効果がある治療法のようなので、なぜそれをしなかったのか先生に聞いて見たい。

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(2004.1.13