気になる表現 その2

前回「よろしかったでしょうか?」という言葉について書いた。
その後もスーパーで雑誌と豆腐を買ったとき、レジの男に若者が袋詰で、
「ご一緒でよろしかったでしょうか?」と言った。
また家具屋でFAX台を買ったときも、レジに案内される時
「こちらでよろしかったでしょうか?」と言われた。
飲み会でみんなが集まった後、店員が
「料理おだししてよろしかったでしょうか?」
私への”良かったですか攻撃”はとどまる事が無い。
「勝手に過去の話にするんじゃね−。」
と何度言おうと思ったが、言えずに今に至っている。

さてそれはさておき、先週末は統一地方選挙の後半戦。私の住む市でも市議会議員の選挙が行われた。選挙戦ははっきり言ってかなりうるさかった。平日の昼間はもちろん土曜日の朝から何台もの選挙カーが家の周りを回っていた。
私達は昨年末この町に引っ越してきたばかりであるから、回ってくる候補者はもちろん全く知らない。それでも誰に投票するか決めなければならないから、うるさいながらも選挙カーからの音に耳を傾けるのだった。
しかし、それは無駄な行為に終ってしまった。なぜなら選挙カーから流れる音には、意味のある情報が全く含まれていなかったからである。

「○○でございます。地元の○○がご挨拶にあがりました。」
地元って言ったって、市議会だからみんな地元みたいなもんだろう。他の人も地元だって言ってるんだから意味がない。
「皆様の暖かいご支援よろしくお願い致します。」
中学生の生徒会の選挙じゃあるまいし、意味も無く暖かい支援なんかできるはずがない。(清き一票をお願いしますっていったら懐かしいから、考えるかもしれないが。)

選挙戦も押し迫ってくると以下のような言葉が増えてきた。
「最後のお願いです」
これから頑張るんじゃないのか?最後という言葉は余り使わないほうがよいのではないか?
「後一歩です。」
後一歩で当選出来るんだと、本音がでてしまったというところか。当選できれば目標達成かも知れないが、それは本人の問題だ。私はもちろん、他の人にも余り関係無いし、選挙カーでアナウンスする話ではない。

結局何台もの選挙カーが我が家の下の道を通過していったが、
本当に単にうるさいだけだった。

市議会議員候補の人も大変だと思うが、ちょっとレベルが低くないだろうか。
何で、ただのお願いになってしまうのか?あなたは何のために議員になりたいんだ?
主義主張はないのか?
日本の民主主義のレベルはこの程度なのか?
(?マークが続いてしまい申し訳ない。)

日本でも直接選挙で選ばれる大統領制を導入したらと言う意見もあるが、この選挙戦の延長だとしたら意味が無いのは明らかだ。

大統領候補者が「最後のお願いです」「後一歩です」と繰り返していたら、あなたならどう思うだろうか。
本当にお願いされるだけの選挙でよいのか?
意味の有る、有意義な選挙が行われるためには、候補者のみならず有権者もレベルアップも必要であることは明らかだ。
今回も投票率が低かったと報道されたが、社会に不満を持つなら、 まず投票することが大事である。


おわり

( 2003.5.5)