ヨーロッパ旅行 その1

皆さんもご存知のように昨年の11月から12月の初めにかけて、私達夫婦はヨーロッパに1ヶ月ほど行ってきた。ヨーロッパは新婚旅行で初めて行ってからこれで3回目合計で55日程度滞在したことになる。あくまでも旅行者の視点であるが、これまでにいくつか気づいた事を書いてみたい。

<その1 スーパーマーケット>
旅行先でスーパーマーケットに入ると、どんなものが売られているかによって、現地の人々の生活がわかって面白い。ヨーロッパではビールが0.5lで0.5ユーロ(1ユーロ130円位)で売られていたりして、ビール好きな私にとっては非常に嬉しくなる。だからかなりの回数スーパーマーケットで買い物をした。売られているものも非常に興味深いのであるが、それは置いといて、私がいつも感心するのはレジのスピードである。
ヨーロッパのスーパーのレジの仕組みは以下のような感じである。

(1)買い物客は、選んだ商品をレジに続くベルトコンベアーの上に乗せる。ベルトコンベアーは、1m以上ある。前の人の商品と自分の商品が混ざらないように、仕切りのためのブラスチックの四角い棒を置く。

(2)商品は一人の精算が終わると一人分動かされる。

(3)レジの人(日本と同様女性の場合が多い)は、ベルトコンベア上で商品をバーコード読み取り装置の前を通過させる。(商品を横にずらすだけなので、商品を通過させるスピードは半端じゃない。)

(4)商品の合計金額は即座に計算される。(これは当り前)

(5)支払いが済むと、ベルトコンベアーは再び動き出し、次の人の精算が始まると同時に、精算済みの商品はベルトコンベアーの終点に運ばれていく。

(6)ベルトコンベアーの終点は、窪んだ形をしておりそこに商品がたまる。

(7)買い物客は持参した買い物袋に商品を詰める。(余裕で詰めていると、上流から次の人の商品が流れてきてしまうためさっさと詰める必要がある。)

大体こんな感じである。ちょっと文章では通じにくいかもしれないがとにかく早いのである。慣れないとドキドキするほどである。日本と違い商品を籠から籠に移すことはしないし、ましてや買い物袋に入れてくれたりなんか絶対無い。(そもそも袋は有料である。)基本的にかかる時間の殆どはお金を払う時間とお釣りを受け取る時間である。

このスピードの効果はかなり大きいと感じた。中規模のスーパーでもレジは2つくらいしかない。待ち時間が少ないことに加え、人件費もかなり節約になるはずだ。レジのオバちゃんもお金を払った後に有難うという程度でそっけない事は確かだが、とにかくその速さに関心する。

日本ではいらっしゃいませとおじぎをし、商品を一つ一つ取り出して、別の籠に詰め替える。商品を買い物袋の中に直接詰めてくれるところも珍しくないし、さらに豆腐や肉は透明の袋に詰めてくれたり、袋をセロテープでとめてくれたりする。最後にはまたお越し下さいとおじぎする。確かにレジの人が袋に詰めている姿を見ていると、サービスを受けているという感じで気持ちが良いと思う人も少なくないだろう。このやり方は、日本のスーパーマーケットの長年の歴史で見出されたやり方なのだろう。しかしこの辺でガソリンスタンドのセルフサービスが増えてきたように、スーパーでも早さを売りにしたところが出てきてもよいのではないだろうか?さらにその分商品が安くなればもっと良い。
不況の世の中が続くため余計に感じるのか、コストをかけない合理的なやり方に妙に関心してしまうのであった。

終わり

(チャビーより追加)

*ダンナは”ヨーロッパの”という大雑把なタイトルをつけていますね。私達が立ち寄ったのはデンマーク・スウェーデン・ノルウェイ・ドイツ・イタリア・スイス・オーストリア・オランダです。

*ダンナの文章には書いてありませんが、向こうではたいていレジ係と客は挨拶を交わしていました。無言で作業が素早いのではありません。例えばスウェーデンだと打ち始める時に、(レジ係)「ヘイ!」(客)「ヘイ!」。別れの挨拶もするところはしていました。

*日本でも、レジの手際が良い所は多いと思います。私の実家の近所の店は結構早いです。が、私たちがこの旅行に出かけた頃に住んでいた住宅の隣の隣のスーパーのレジは、ダンナが上で例に挙げているとおり、レジの人の作業が多くて遅かったですね。
「日本では・・・」の段落でダンナが書いた事に加えてレジ係は、カートで商品を運んで来た人には袋詰めした商品を持ちあげてカートに載せて、そのカートを手で押してレジを通るのを手助けして・・・・・・私の忍耐力はこの店でずいぶん鍛えられました。そういう事情もあり、向こうのレジの迅速さが殊更素晴らしく感じられたのだと思います。

( 2003.2.22)