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ノスリと私−4 <いろいろ感じたこと> 一般的に私の同世代の人間は、中学2年から中学3年の時期は、受験を考える時期かも知れない。私は別に進学校に行くつもりも無かったので、いわゆる受験勉強はしなかった。その代わり私は、この時期ノスリを育てるためにかなりの時間を餌集めに費やした。とにかく多くの生き物の命を奪ったことは確かである。このころ、テレビで心霊写真とかが出て、「先祖が動物を殺したから、その生き物のの怨念がでてます。」なんていう解説を聞くと、とても心配になった。しかし、別に無駄に殺しているわけではない。まあそれで良いことにした。 あるとき、比較的餌が豊富なときに、また大型の蛇を捕まえてしまったときがあった。鳥に与えたところ本能的に、蛇の頭を鋭い爪とくちばしで食いちぎったが、後はそのままにして一向に食べる気配がない。ご存知のように蛇の生命力は人間の想像を絶するものである。蛇は私がちょっとその場を離れた隙に、姿を消してしまったのである。そのとき私は、あーあ勿体ないなというくらいにしか考えていなかったが、夜のテレビで蛇のたたりにあった人の話が出てきて、反省した。蛇の命を粗末にしてしまったと悟ったからである。私は次の日ちょっと早起きして、その蛇を探した。いくら蛇でも頭が無い状態ではそう遠くにはいけないはず。程なく私は、鳥の場所から数メートル離れたところで頭の無い蛇を発見した。お前の死を無駄にしようとして悪かった。そういいながら再び、ノスリに与えた。一晩たって腹をすかせたノスリはうまそうに蛇をたいらげた。それを見てなぜかすがすがしい気持ちになった。 私はノスリを自分の手で育てて何か残ったかといわれると、何も答えられないが、何か自然の中の自分を感じ取れたような感じがしている。まあよく分からないが悪くは無かった。 <最後に> 最近、犬ハシゾウ君をはじめ、無意味に虐待を受けたり、殺される動物が増えている。私は、それは現代人が自らの手で動物を殺さなくなったためだと思う。特に小さい時に動物を殺して、その意味を知る必要がるという思いが強い。やはり奇麗事ばかりで、表面的に優しく振舞うように仕向けられても、命の本質が分かっていないと、大人に近い年になっても実験的に生き物を殺してしまうのではないか。 もともと生き物は何のために死ぬのか、死ななければならないのか、自分で殺せば当然考えます。初めは、残虐な子供でも、子供であるからこそ、その意味を直ぐに理解できるのでは無いだろうか?最近の若者(子供に近い)たちも、身近に生きものの死を近くで感じることが出来る教育(意識して教えるものでもないが)がされれば、世の中も変わるような気がするが如何だろうか? −以上− (2002.8.10)
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