ノスリと私−1

ダンナからお知らせ:ヘビやカエルが苦手な方は読まない方が良いかもしれません。

中学2年の春だったか、父がどこかで巣から落ちて弱っていたノスリの雛をもらってきた。

その前に飼ったことのある、カラスの雛やムササビの子供と同じパターンである。 その時点では、何鳥かは分からなかったが、鋭いくちばしと足のつめは明らかに猛禽類であることを示していた。後で、その鳴き声やトンビより一回り小さい体型からノスリという鳥であることが判明した。ノスリはトンビより小さい。しかし、トンビはカラスに負けるが、ノスリは勝つらしい。

私はカラスを3回ほど飼ったことがあったが、正直ノスリの雛を育てるのは不安だった。

なぜならノスリは完全な肉食だからである。カラスは皆さんもご存知の用にはっきり言って残飯でOKである。その点は非常に楽だった。 ちなみに私の実家では、生き物に餌を買って与える発想はない。牛も草で育てていたし、鶏も残飯や雑穀、ウサギもそこら辺の草であった。つまりノスリにも同じようにえさを確保する必要があったのである。
(下手をすると、人間の暮らしもそれに近いものがあったかもしれない。)

しかしもう雛はすでにもらわれて来てしまっている。とりあえず面倒を見てやることにした。

これが長い苦労の始まりであることは、このとき知る由も無かった。

父が勝手に連れて帰ったのに、えさの確保は、なぜか私の役割だった。このノスリは他の生き物にやられて死んでしまうまで約1年半飼った。その間私がどのようにして、肉を確保しそしてノスリの生命を維持していったかをお話することにしよう。

※本当は野鳥を勝手に飼うことは、法律上問題だったかも知れない。ただ、元々放っておけば死んでしまったに違いないこと、成長してからも逃げるチャンスはいくらでもあったに逃げずにいた。本人の意思ということで許してほしい。

(2002.8.10)

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