資格をとってみると、稼げるかも……という話です。
主婦になってから1年程度はのんびり過ごしていた私ですが、興味があって資格の勉強を始めました。合格した後には仕事も得て稼ぐ事ができました。私が今までに取った資格は主婦が挑戦するものとしてはマイナーなものが多いような気がするのですが、主婦が資格を取るまでの経験談として参考になれば…と思い、書いてみました。
1.気象予報士
(1)試験の概要
合格すると、予報業務許可事業者(民間の気象会社等)で現象の予想を行うことができます。試験では気象学の基礎知識、予測を行う知識や能力などが問われます。
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(2)資格を取ろうと思った理由
東京から新潟に引っ越して来て、太平洋側とは全然違う日本海側の天気に感動したのでメカニズムを知りたいと思ったからです。
(3)勉強の経過
試験は学科試験(一般と専門)、実技試験があります。学科試験は合格すると1年間有効なので、夏に学科だけ合格して次の冬に実技合格という目標をたてました。1999年3月27日からスタート。8月の試験で学科(一般)だけ合格、2000年1月の試験で合格しました。
ダンナが受験した時の本や講習会の教材等を使って勉強しました。気象について一から学ぶのはとても楽しい事でした。 大気圏の構造から始まって、圧力や水蒸気の話、次に前線や低気圧、積乱雲の構造とか、四季の天気図等、警報や注意報について等……。特に、雪に関する話ついては興味深いものでした。また、地理にはものすごく弱い私でしたが、勉強していくうちに地名や場所を覚えられました。
勉強が楽しいとはいえ、最初は数式もすっかり忘れていて三角関数もあやしいという悲しい状況でした。勉強していくうちに錆びた頭の回転が徐々に良くなってきた感じでした。わからない事はダンナが教えてくれました。彼は当時、昼食を自宅で食べていました。ですから午前の勉強で浮かんだ疑問点は昼に、午後の勉強で浮かんだ疑問点は夜に…と1日2回質問することができました。ダンナのおかげでとても効率良く勉強できたと思います。
ここでちょっとテクニック的な事を。
細切れの時間をうまく活用する:洗面所に本を置き、歯磨きの間に読んでいました。また、煮物を煮ている間にも本を読みました。こういう細切れの時間には、例えば霧の種類とか天気記号などポイント的な知識を頭に入れました。記述式問題や計算問題はまとまった時間に勉強しました。
仲間を見つける:趣味で受験していた私でも、2度目の試験が近づくにつれて、今度は合格できるのかと不安になったり、一人で勉強しているので寂しくなったりしました。この頃は同じ目標を持つ人向けのメーリングリストに入っていました。また、ちょうど親友が別の資格試験勉強を頑張っていました。遠くに住む彼女とのメール交換はとても励みになりました。
(4)費用
約75000円程度。半分以上は交通費です。ずいぶん交通費がかかりましたが、試験が実家の方でついでに帰省できたのでまぁ良かったです。
(5)良かったこと
・合格した約1ヵ月後には就職できました。最初は天気予報よりもコンピュータ関連の仕事をするということで入社したのですが、間もなく予報もするようになりました。
・会社は2年半後に退職してその後はアマチュア予報士なのですが、気象の知識が身について良かったと思っています。暮らしに予報の知識を活かしたり、旅行に出た時その土地の名所や食べ物に加えて天気も楽しめたりと、面白いです。
・試験には防災上の注意事項を120字程度で書けとか60字で雲域の成因を書けという問題がたくさん出てきます。試験の対策をするうちに、短時間に文章を考えて書く訓練ができ、後に別の資格試験で役に立ちました。

2.ソフトウェア開発技術者
「主婦も稼ぐ」っていうコンテンツの中にありますが、1で合格して就職した時点で専業主婦じゃなくなっているような…まあ良いか(^^;。
(1)試験の概要
コンピュータ関連の資格です。
(2)資格を取ろうと思った理由
最初に勤めた会社で旧情報処理二種は取得したのですが、それだけじゃちょっとねぇ…と思っていました。この資格もあまり就職には役立ちそうに無い感じですが、もう一度コンピュータ関連の分野を満遍なく勉強してみたいと思って勉強を始めました。合格すると会社から賞金が出るというのも魅力でした。
(3)勉強の経過
2000年12月位から勉強を始め、2001年4月の試験で合格しました。
冬は仕事が忙しく、帰宅して食事したり風呂に入ったりしていると大体11時になりました。それから1〜2時間ほど勉強しました。会社では天気予報の事ばかり考えていたので、コンピュータ関連の勉強は仕事の息抜きという感じでちょうど良い気分転換になりました。
(4)費用
1万円強。
(5)良かったこと
会社から5万円もらえました。

3.アプリケーションエンジニア
(1)試験の概要
ソフトウェア開発技術者の上級資格です。
(2)資格を取ろうと思った理由
ソフトウェア開発技術者に合格した勢いで受けました。また会社から賞金が出るというのも魅力でした。
(3)勉強の経過
2001年7月の後半から勉強を始め、10月の試験で合格しました。
まず記述式の勉強をしました。論文対策は9月になってから始めました。自分の今やっている仕事についてまとめたり、問題を考えて論文を作ってみたりしました。WORDで書いて印刷し、ダンナに読んでもらって批評を受け、また修正して書きました。記述式なので手で書く練習も大切ですが、入力よりも時間がかかるから時間がもったいないと思ったので、とりあえずはWORDで論文対策をしていました。最後の1週間位は実際に書く練習をしました。。
(4)試験
記述式の方をなんとかこなし、論文へ。2時間で2000字。
問題は3問の中から選択できます。そのうち一番書けそうな1問を選択。いきなり書き出さず、話の流れを簡単に書きました。また盛り込みたいポイントを箇条書きにしておきました。そして猛スピードで書き始めたんですが、やはり文字を書くのは慣れないので途中で指が痛くてたまらなくなりました。また、日ごろパソコンばかり使っているため所々で漢字を思い出せず、ひらがなで書いて間の抜けた感じになりました。それでもなんとか2時間の間に最後まで書き終えました。
(4)費用
1万円ちょっと。
(5)良かったこと
会社から8万円もらえました。

4.AFPと2級FP技能士
(1)資格の概要
ライフプラン、年金・社会保険、金融資産、保険、税金、不動産、相続等の幅広い基礎知識が問われます。
教育機関でAFP認定研修を受けて修了した後、試験が受けられます。
合格率は40%位。それまでに受けた試験の合格率は5%や8%だったので、数字だけを見るとかなり楽そうです。が、油断は禁物だと思いました。
(2)資格を取ろうと思った理由
家計や節約についてのサイトを公開しているので、保険や年金、ライフプランについてきちんと勉強してみたいと思ったからです。と言っても合格した後もサイトの内容にはあまり反映していないのですが、それはまあそのうちに。
(3)勉強の経過
2001年11月 受講開始 → 2002年3月 修了 → 5月 受験
上に書いたように受講を終了しないと資格が得られません。当時地方都市の郊外に住んでいて休みも不規則だった私はもちろん通信教育を選びました。
ライフプランや保険や貯蓄商品の事には元々大変興味がありましたから、テキストを読むのがとても楽しかったです。一方、不動産についてはなじみが無かったので、理解に時間がかかりました。
通信教育だから課題を提出するわけですが、理解度チェックテスト3回、提案書、修了テストなど6回も提出期限が次々に迫ってきます。冬は早朝出勤に残業でなかなか平日は時間がとれず、たいてい休日に課題をこなしていました。提案書を提出する時はほぼ徹夜になってしまいました。
それでもなんとか無事に修了。5月の試験までは、ポイントをまとめてある参考書を使って勉強しました。そして無事に合格。
その後講習を受け、FP2級技能士も取得しました。
(4)費用
受講費用、受験料等で9万円強。FP2級技能士は交通費のみ数百円。
(5)良かったこと
保険や貯蓄、相続等の知識が増えました。
以上、資格を取ってみた経験を書きました。こうしてまとめながら勉強していた日々の事を思い出すと、次々と色々な資格に挑戦して合格できたのはダンナのおかげだと思います。気象の質問に答えてくれたり、家事を進んでやってくれたり、本当に大助かりでした。また、ダンナがテレビを見る時にはイヤホンにして音をもらさないように気を使ってくれました。ダンナには本当に感謝しています。

5.資格を取る前に
・教育訓練給付制度を利用する
雇用保険の被保険者である期間に応じて受講料の40%または20%が支給されます(2004年1月現在)。詳しくは厚生労働省の「教育訓練給付の支給申請手続について」というページに掲載されています。また各種資格講座のサイトにも対象講座や支給条件や手続き方法等の詳しい説明が載っている事が多いようです。私は給付の条件に合てはまった事が一度もありませんでしたが……(ToT)。
・資格商法や内職商法にはご注意を
書くまでも無いかと思いますが一応…。”通信教育を受ければ仕事を紹介する”という類のものにはご注意下さい。
・資格=就職では無い
資格を取っても必ずしも就職に結びつくとは限りません。気象予報士など、試験も難しく就職も難しいです。が、以前、新聞広告で「注目資格!」とうたっているのを見ました。趣味で勉強したいのならもちろん良いのですが、就職のために何かの資格を取ろうとする場合は、その資格を既に持っている方のサイトを検索して情報を集めてみると良いと思います。
(以上2004.1.11)