基本1 料金

ガス料金の基本2 熱量(都市ガス編)です。ここで書く料金や単価は、家庭用の一般契約についてです。

LPガスの方へ:このページをご覧になって、単価が都市ガスより高すぎる!と感じられる方がいらっしゃるようです。そのあたりは「基本2 熱量」で説明していますので、そちらもぜひご覧下さい(2003.7.6)。

1.ガスの種類

といってもよくわからないので(笑)大雑把に。家庭で使われるガスにはボンベに入ったプロパンガスと、ガス管で送られてくる都市ガスがあります。

都市ガスには、原料が石油系のガス(種類は6A、4Cなど)と天然ガス(13Aや12A)などがあります。現在、石油系のガスから天然ガスへの転換が進められています。多くの会社では既に天然ガスとなっていますが、切り替え中の会社やこれから切り替える予定の会社もあります。

熱量はガスの種類によって違います。13Aのガスは1m3あたりの熱量が約46MJ/m3(約11,000kcal/m3)であるのに対し、6Aでは約29MJ/m3(約7,000kcal/m3)です。天然ガスの方が石油系のガスよりも高カロリーなのです。

2.ガス料金の計算方法

  基本料金+1m3あたりの単価×使用量 で計算されます。

(1)基本料金

使用量によって決まります。例えば東京ガスの場合は平成15年1月現在、0から20m3までは1ヶ月に690円、20m3から80m3までは1040円となります。使用量が多ければ多いほど基本料金も高くなります。

(2)1m3あたりの単価

使用量によって単価が変わります。電気料金の場合、○○Kwhまでは単価▲円、○○○Kwhまでは単価▲円・・・と複数の単価が適用されました。ガスの場合は、1ヶ月の使用量によって決められた単価が、使用量全部にかかります。電気料金の場合、使用量が多いとN+ax+by+czという感じの式を計算しなければなりませんが、ガスの場合は計算が簡単ですね。

で、実際に1m3あたりの単価はいくらでしょうか。例えば東京ガスの場合は平成15年1月現在、20m3までは1m3あたり127.25円、。20m3から80m3までは109.75円です。使用量が多ければ多くなるほど、単価は安くなります。

※「1.ガスの種類」に都市ガスに何種類かあると書きましたが、ガスの種類が違うと、単価は大幅に変わってきます。例えば北海道ガスには、13Aの地域と4Cの地域等があります。13A(約46MJ/m3)の地域の場合、18m3から136m3までの単価は166.40円で、4C(約15MJ/m3)の場合は55m3から416m3まで54.41円です。同じように風呂を沸かすにしても、熱量が小さい地域では大きい地域より使用量は多くなるけれどその分単価は安い、というわけです。

3.計算例

東京ガスエリアにある、チャビーの実家を例にとって説明します。2003年1月のガス使用量は77m3(28日間)。というわけで基本料金は1040円となります。 1m3あたりの単価は20m3を超えて80m3までの場合に当てはまるので109.75円。
で、単価109.75円×使用量77m3=8450円。

基本料金1040円+従量部分8450円+消費税474円=9964円となります。

余談ですが、実家の2002年夏の使用量は27日間で23m3でした。1月の3分の1以下ということになります。この差は風呂とガスファンヒーターに原因があると思いますが、もうちょっと減らせないのかしら・・・。今度使用状況をチェックしてみよう。

4.ガス会社が違うと料金に差が出る

「3.計算例」のとおり、東京ガスで使用量が77m3だとガス料金は9964円となりました。では、他のガス会社ではどうなのでしょうか。東京ガスと同じ13Aで熱量が約46MJ/m3(約11,000kcal/m3)の料金で、各社を比較してみました。計算結果は次の通りとなりました。平成15年1〜3月の料金です。

表 13A(46MJ/m3)のガスを77m3使った時のガス料金(単位:円)

会社名
料金
基本料金
単価
合計
消費税
北海道ガス
14732
1219
166.4
14031
701
塩釜ガス
13625
916
156.64
12977
648
仙台市ガス局
12325
710
143.24
11739
586
本荘市ガス水道局
13416
1480
146.73
12778
638
千葉ガス(注1)
9851
1077
107.86
9382
469
入間ガス
13192
1360
145.51
12564
628
京葉ガス
10638
1151
116.64
10132
506
東京ガス
9964
1040
109.75
9490
474
静岡ガス
14873
1060
170.2
14165
708
中部ガス
14224
1020
162.7
13547
677
東邦ガス
11682
1625
123.4
11126
556
金沢市企業局
14878
900
172.35
14170
708
岐阜ガス
12509
1835
130.9
11914
595
福井市企業局
13806
230
167.79
13149
657
岡山瓦斯
16285
1890
176.89
15510
775
広島ガス
14679
1220
165.72
13980
699
山口合同ガス
15963
1814
173.89
15203
760
西部ガス
14616
1460
161.82
13920
696
日本ガス
14270
2131
148.84
13591
679

(注1)平成14年10-12月の料金

掲載したのは、サイトがあって、ガスの種類が13Aで熱量が46MJ/m3で、平成15年1〜3月の料金が掲載されている会社です(これ以外にもあるかもしれませんが力尽きました)。 9851円〜16285円まで、6500円程度の差があることがわかりました。計算間違い・・・してないですかね(^^; ずいぶん差がありますね。

参考までに、13Aでも10000kcalの会社や12Aの会社も一覧表にしてみました。単位が混在していてすみません。

会社名 料金 基本料金 単価 合計 消費税 ガス
種類
熱量
上越市
7785
370
91.5
7415
370
13A
10,000kcal/m3
北陸ガス
8477
800
94.48
8074
403
12A
10000kcal/m3
燕市企業局
6629
430
76.42
6314
315
13A
10000kcal/m3
長野県(注2)
9138
760
103.16
8703
435
12A
42MJ
大阪ガス
10188
1320
108.88
9703
485
13A
45MJ(約10750Kcal)

(注2)供給エリアは長野市、小諸市等

熱量が少ないため、13Aで46MJの会社と単純に77m3分の料金を比較すると、こちらの方が安くなることは予想できますね。それを考慮しても、1m3あたり1000kcalしか違わないのに、妙に安いような気がするんですが・・・。東京ガスは11,000kcalあたり109.75円だから10,000kcalあたり99.8円。上越市は10,000kcalあたり91.5円。しかも基本料金が安いです。この安さの秘密は何でしょうか?新潟県が天然ガスの産地であることに関係があるのでしょうか。

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